建設業界っていったいどんなもの? 働く人って男性が多いのかな? そんな疑問を解決するため村本建設さんを取材してきました。
読めばきっとあなたも建設業界の魅力にハマってしまうはず。

Q.建設業界ってそもそもどういうものですか?

A.建設業界の会社は全国に約 47 万社あり、約 500 万人が従事しています。これは労働人口の約 8 %にあたり大規模なため、社会貢献度がとても高い業界なんです。
この業界は大きく分けて、ゼネラルコンストラクター(ゼネコン)と呼ばれる総合建設業者と、専門工事業者の二つに分かれます。ゼネコンは図面を作成したり、建設現場の専門工事業者を管理、監督したりしています。専門工事業者は、実際に建設現場で大工、鉄筋工事をしています。ちなみに村本建設は全国規模のゼネコン会社です。

Q.やりがいを感じることや、魅力って何ですか?

A.建設業ならではの、何もないところからチーム全体で作り上げたときの達成感ですね。建物っていうのは何万、何十万という人々が力を集結して造り上げるものなので、出来上がった時の喜びを多くの人と共有できるんです。個人や少人数で作って完成した時の喜びとは比べものにならないくらい嬉しいものです。
また、建設は衣食住の三つ全てに関わっていることも大きな魅力ですね。建物を造っているので、一見、住にしか関わっていないように思えますよね。でも実際は、衣と食を作る工場だったり、流通させる道路だったり、インフラ環境を整えたりと、あらゆるところで密接に繋がっているんですよ。人間がいなくならない限りあり続ける、重要なものだと思っています。

(左)建築統括部 加藤 安伸 さん (右)管理統括部 齋藤 嘉行 さん

Q.建設っていうとバリバリの理系をイメージしちゃうんですけど、文系や女性の方でも活躍できる場はあるんですか?

A.今は女性技術者や女性現場監督が徐々に増えてきています。やっぱり建設業界っていうと、男性のイメージが強いと思うんですよ。でも最近は女性でも快適に仕事してもらえる環境作りにこだわっていますね。たとえば、女性専用のトイレ、更衣室や休憩室といった設備が整ってきています。
また文系の活躍の場を増やすために生産事務部、という新しい組織をつくりました。以前、事務系の主な仕事は現場の原価管理をすることでしたが、今では工事現場の支援サポートまでも行うようになったんです。工事の過程を直接見ることが出来るため、建物の建設に携わっているという実感が強く持てるようになり、やりがいを見出しやすくなりましたね。

作業服、生まれ変わりました

なななんと、作業服がリニューアルされました!村本建設のイメージカラーは青ということで、存分にブルーが散りばめられたデザインに仕上がっています。今回mocoメンが実際に着させてもらいました。普段着ることのない服を着ることが出来てとても貴重な体験でした。機能性とデザインに徹底的にこだわった、作業服ライブラリ、とくとご覧あれ。

いつでも取りやすい位置にペンをさせる。
絶妙な隙間具合で 2 本入れることも◎

暗い場所での作業時に反射板が光る。
暗闇でも人がいることを確認でき、安全に作業を行える。

ポケットに折り目がついていて中身が落ちにくくなっている。
ブルーがアクセントになっていてデザイン的にもおしゃれ。

チャック式のポケットには最重要なモノを。
意外と奥行きがあり、いろいろ入って便利。

まとめ

今回取材を通して建設業界に対するイメージが変わりました。文理、男女問わず様々な人たちが活躍し、私たちの生活に密接に関わっていて驚きました。僕は今、チームでmocoという雑誌を作っています。紆余曲折しながらも、出来上がった時に大きな喜びを感じます。それが建設では数万~数十万、時には百万人規模になるためスケールの違いを知りました。チームでモノを創る喜びを改めて実感することが出来ました。