空飛ぶ円盤ハウニブ

 UFOと聞いて、君はどんなものを思い浮かべるだろうか。おそらく多くの人が頭の中で空飛ぶ円盤を思い浮かべるだろう。その形はSFマニアの間で「アダムスキー型」と呼ばれている。1952年、ジョージ・アダムスキーという人物とその友人らがモハーヴェ砂漠で金星人と遭遇し、彼らが乗っていたものとして発表された写真が、まさに空飛ぶ円盤型であったことからその名がついた。そんなアダムスキー型UFOとそっくりなものが過去に実在していたという。ナチスドイツが開発・製造していたとされるハウニブという航空機だ。

 第二次世界大戦下で、ドイツは軍事用化石燃料の代替エネルギー研究を進めていた。その中で電磁重力系エンジンの技術を手に入れ、ハウニブ(HAUNEBU)型航空機を開発。ハウニブⅠは1939年に初飛行を果たした。直径25m、航空時間は18時間であったという。そして1942年にはハウニブⅡが完成。こちらは耐久飛行試験で毎時6,000〜21,000km/hの超音速飛行を含め55時間の飛行を達成させている。その後、ドイツはより大型で高速のハウニブⅢを完成させ、さらにハウニブⅣを計画していたが、その最中で敗戦してしまった。

ジョージ・アダムスキー

 これら円盤型航空機が高性能であるにもかかわらず、兵器として実用化されなかった理由として、充分な武器搭載ができない、直角に曲がることと直進しかできない、開発者が武器搭載に消極的であったことなどがあげられている。
また、戦後ドイツの円盤型航空機の技術を手にしたアメリカがその技術を隠すための情報操作として、アダムスキーのUFO遭遇事件を演出したという噂もある。アメリカ政府は、用意した政府の人間と円盤型航空機を金星人とUFOだとアダムスキーに信じ込ませ、公表する場を与えることで本当の情報を隠蔽したのだ。
 この一連の流れが事実であるかどうかは未だに明らかになっていないが、多くの写真や設計図などが発見されていることから事実であるとする声は高い。君は、どう想像するだろうか。

UFOは実在していた!? 実際のものづくりに携わる方にインタビュー!

村本建設 設計室副室長・一級建築士 鴨井 祐一さんに聞いてみた!

ー ハウニブの話を聞いて、これらは実際に作れると思いますか。

村本建設 設計室副室長・一級建築士 鴨井 祐一さん

今の素材は軽くて丈夫なものもあるので、形としては作れると思います。ただ、乗り物なので移動ができるかどうかは分からないですけどね。そこが難しいと思います。

ー 鴨井さんご自身は作ってみたいと思いますか。

何か用途があれば作ってみたいとは思いますね。でも目的がないとただのオブジェになってしまうので……。あとはコストの問題があります。ある程度コストを抑えないとできなさそうですよね。

ー UFO自体は、実在すると思いますか。

すると思います。する派です。未来から来たタイムマシンという説を信じています。未来には何があるか分からないので。今も私たちは別の星に行けるからその逆もあり得ますよね。ただああいう動きをするかどうかは分からないですけどね。

ー 確かに、未来に何があるかは分からないですよね。 村本建設さんもHPで未来の建設現場の様子を広告動画として掲載していますが、あれは実現すると思いますか。

あれは2030年の設定ですが、よく見るとドローンと自動運転技術が主に描かれているので、近々にでも出来ると思います。もう既にドローンは使っています。土木の測量はドローンを使ってやることもあるので、近未来でもないかもしれないです。車の自動運転技術も建設現場に導入すればそうなると思います。

ー それはすごいですね!ぜひ見てみたいです。 鴨井さん自身も現場に立たれるということですが、建設の現場でいちばんやりがいを感じるのはどういったときですか。

やはり、自分が(図面を)書いたり携わったりした建物が実際に建って、お客様に渡すときですね。単純なものだけでなく、擁壁が入り組んでいたりする複雑な構造の建物が建っているときは特に感動します。お客様の「ありがとうございました」の言葉はやはりうれしいですね。設計するときは用途と敷地とお客様の要望を総合してイメージしてから書きます。お客様と話すときはお客様のイメージと違ってしまうといけないので綿密に打ち合わせしないといけません。出来上がってからこれじゃなかったなんてこともあるにはあるので。もちろん直す場合もありますがその場合は大変ですね。でもお客様第一でやっています。

ー なるほど。では、建設の現場でもコミュニケーションは大切?

そうですね。やはりコミュニケーションは大切です。 最近だとメールなどを使うことも多いけれど、実際は現場で手作業の仕事なので、それだとあまりよくないこともあります。たとえばメールでやりとりするのと直接話すのでは受け取り方が全然違うので、そういったことはものづくりの弊害になることもあります。

ー それでは、建設に関わる方として今の大学生に伝えたいことはありますか。

ものづくりの楽しさですかね。建設という仕事はスケールの大きいものを作るので、そういったことをしたい人に建設業界はおすすめしたいです。色々な分野もあるし職種も広いので、ものづくりにおいては楽しいと思います。まあただ、もちろん大変なところもあります。でもその中でも楽しく、というかわくわくしながら出来る仕事だとは思いますね。

ー 最後に、大学生のうちにやっておいた方がいいと思うことはありますか。

村本建設 設計室副室長・一級建築士 鴨井 祐一さん

学生と社会人との間には一線が明確にあるんです、就職しないと分からないんですけど。その中でも諦めないことは大切。粘り強くやっていくことは必要ですね。諦めちゃう人が多いので。やはりものづくりにはどうしても乗り越えなくちゃいけない壁が出てくるので、そういうことに負けない気持ちを作っておくことは大事だと思います。それはどの業界でも同じだと思いますね。