前回の「お菓子でリバティタワーを作ろう」に引き続き今回も村本建設さんとのコラボ企画。前回のリバティタワーの出来はなかなかのものだったが、今回は打って変わって明大生の純粋な疑問に答えていただこうという、ブートレグでは珍しい真面目企画である。
建設業界について文系学部の学生にも分かるように教えてください!
渡邉さん
私は商業施設の建築現場で施工管理の仕事をしています。数字やデータなどではなく、必ず目に見えて成果が分かる仕事です。形として残るのでやりがいがあります。
﨑田さん
私は道路やトンネルの建設や上下水道などのインフラ整備を行う土木工事の施工管理をしています。建設業界といっても、多くの職種が集まっている業界で、理系だけではなく、事務など文系の方も活躍しています。
仕事の中で「やりたいことをカタチにする」うえで大切にしているものは何ですか?
﨑田さん
やりたいことをカタチにするためには、自分自身が建設に対する想いを持ち続け、それを実現していくために行動することが大切だと思います。私も、今は経験を積んでいる段階です。建設業のものづくりは規模が大きく、関わる人も多いので、小さなミスが大きなミスにつながることもあります。職人さんとコミュニケーションを取り、お互いの意思疎通を図ることが大事だと感じています。
仕事とプライベートのバランスをどのように取っているのか教えてください!
渡邉さん
プライベートの時間は必ず確保したほうがいいと思います。というのも、仕事は思っている以上に大変で、毎日へとへとなんです。1週間頑張ったご褒美として、必ず趣味の時間を設けたほうがいいと思います。何かしら趣味があると1週間頑張れると思います。私は最近家族とゴルフに行って、初めてラウンドを回ったんですけどそれにはまってしまって(笑)今は4月にあるコンペに向けて練習中です。
仕事でやりがいを感じる瞬間を教えてください!
渡邉さん
個人のやりがいとしては、担当工事を最後までやり切った時です。工程通りにいかなくて苦労することもあるのですが、その分やり切った時の満足感があります。今担当している商業施設は今年の春完成なのですが、仕上がっていく過程は感動の連続なので完成した時は相当嬉しいと思います。
﨑田さん
現場が完成した時です。日々少しずつですが朝と夕方でも見え方が変わるので、完成に近づいているのを実感すると、やりがいを感じます。
最後に、明大生に向けてメッセージやアドバイスがあれば教えて下さい!
渡邉さん
社会人になる時は誰もが不安と緊張でいっぱいだと思います。でも、それは案外最初のうちだけで、すぐ慣れてくるので重く捉えないでいいと思います。それと、入社前の学力はさほど気にしなくていいのかなと。というのも、未知の世界で一斉にスタートする訳なのでこの人は勉強できたから仕事ができるんじゃないかなどは気にしなくていいです。必ず能力はついてくるので、それよりも期限をしっかり守ることや、きちんと挨拶をするなど社会人としての行動を身に付けて欲しいと思っています。あとは、チャレンジ精神を常に持って欲しいです。挑戦して失敗することは必ずありますが、それらの失敗からたくさん学んで欲しいです。
﨑田さん
私は入社してすぐ、社会人としてしっかりしないとっていう思いがありました。最初の方は焦りが先行していましたが、今振り返るとそこまで焦らなくても良かったのかなと思います。不安や焦りがあると、本当なら吸収できるものも上手く吸収できなかったりして、自分でも後悔しています。最初は自分ができることを精一杯やることが大切だと思います。自分で調べても分からないことがあれば、先輩に聞いて解決しています。先輩に頼ることで、自分の成長につながることが多くあります。あとは、学生であっても社会人であっても、やりたいことがあったら挑戦して欲しいですし、それに対してまっすぐ進んで欲しいなと思います。ただ、頑張り過ぎて前が見えなくなってしまうこともあると思うので、心と体の健康を優先しながら、色々な事に挑戦し続けて欲しいです。