1.ミニチュアの家の材料
今回は同じサイズの家のミ二チュアを作成し、1週間ベランダに放置。自然現象をおおかみに見立て定期的にミニチュアの状態を観察していきます。
わらの家
- ・ほうき
- ・段ボール
- ・ボンド
- ・セロテープ
木の家
- ・割りばし
- ・段ボール
- ・ボンド
- ・セロテープ
レンガの家
- ・ねんど
- ・段ボール
- ・ボンド
- ・セロテープ
接着剤、段ボールの使用は共通
2.お話の内容
3びきの子ぶたってどんな話?
3びきの子ぶたはそれぞれ自分の家を建てることにしました。
長男ぶたはわらの家、次男ぶたは木の家、三男ぶたはレンガの家をつくりました。
ある日、大きなおおかみが子ぶた達を食べようとやってきました。
おおかみはわらの家は吹き飛ばし、木の家には体当たりして壊してしまいました。
長男ぶたと次男ぶたは慌ててレンガの家に逃げ込みました。
レンガの家はとても頑丈でおおかみに壊すことはできません。
やがておおかみは逃げていき、3びきは仲良く暮らしましたとさ。
もし現代のベランダで
3びきの子ぶたがそれぞれ家を建てたら・・・?
3.ミニチュア作成
わらの家
- ほうきの穂先をバラして土台の段ボールに貼り付け。
木の家
- 割りばしを一本一本組み合わせて家の壁を作成。
レンガの家
- ねんどを段ボールに貼り付け途中。レンガの模様も彫りました。
4.検証開始
ついに家のミニチュアを1週間ベランダに放置。お話の通りの結果になるのか...!?
1週間の天気
強風が吹き、わらの家が大きく移動。まさにおおかみに吹き飛ばされたシーンそのものです。
今季最大級の大雪になりました。屋根にずっしりと雪が積もります。
木の家は雪解け水で屋根が大きく歪んでしまいました。レンガの家はほぼ無傷でしたが、屋根は少し劣化が見られました。
わらの家は劣化が進みましたが、歪むことはありませんでした。
DAY7 観察終了 !
5.検証結果
| わらの家 | 木の家 | レンガの家 | |
|---|---|---|---|
| 風への耐性 | |||
| 雨、雪への耐性 |
→お話はほぼ本当だった!!!
6.村本建設設計部所属の方より 検証についてのコメント
村本建設の設計担当者の方から検証結果についてのコメントをいただきました。
木の家の屋根
割り箸の向きを下の写真のように設計したが本来、短手方向にすべきでした。この向きにすることで屋根にかかる力が分散され、もう少し歪みにくくなったでしょう。
総評
1週間という短期間ではなかなか結果が出づらいと思っていましたが、今回は積雪があったことも重なって、ミニチュアに想定よりも大きな変化が見られました。お話の通りになった部分も多く、非常に面白い結果になったと思います。
7.村本建設社員の方にインタビュー
今回のミニチュア作成中に思ったことや反省をもとに実際の建築について、いくつか質問させていただきました。
Q. 設計にかける時間・コストと耐久性・機能性のバランスはどのようにとっていますか?
A.
お客様の要望が第一。
また病院など災害時も機能すべきものには耐久性を重視する、といったように特定の役割を持った建物には役割に沿った工夫を施します。
Q. 建物の安全性を確保するため設計段階で意識するポイントはなんですか?
A.
1番重要なのは建物荷重。その後、荷重をもとに地震や台風の風圧に耐える構造設計、基礎を考えます。同時に、雨水の侵入を防ぐ配管や、断熱材の活用により湿気による腐食を防ぎます。
Q. 図面上で完成していても実際の工事では異なっていたという経験があれば教えてください。
A.
病院を建てる際に地盤が緩い部分があり、杭を使って安定させようと予定していたが、思っていたよりも杭を建てるスペースが狭くぎりぎりの作業になってしまいました。図面と現実の相違が起こらないように、現場での立ち会い、設計担当者、工事担当者同士の意思疎通が重要です。






